睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ている間に呼吸が一時的に止まってしまう病気です。特にここでは睡眠中に気道が閉塞することで無呼吸状態になる閉塞性睡眠時無呼吸(OSAS)を取り上げます。肥満、アデノイドなどによる扁桃の肥大、先天的に顎が小さい、舌が大きいといった原因によって起こります。
多くの方はパートナーに無呼吸を指摘され、日中の眠気も感じています。
他には起床時の頭痛やひどい方は失禁症状も認めます。長期的には不整脈や突然死とも関連しているとされ、可能であれば解消したい疾患です。
OSAS治療の中心となるのはCPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法、通称シーパップ)です。鼻に装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込むことによって気道に圧をかけ、気道の閉塞を取り除く治療法です。中等症から重症の場合にとても有効で最も重要な治療法となっています。
CPAPの使用には簡易検査または精密検査で一定の重症度であることが必要ですので、症状のある方はいちど検査を実施します。
当院では初診時は軌道閉塞の原因が他にないか診察をします。甲状腺機能異常症状による巨舌や気道閉塞が懸念される場合は血液検査やエコー検査を行います。その後自宅に簡易検査キットを郵送し、睡眠時無呼吸の診断および重症度評価を行います。CPAP療法の適応に該当する場合は自宅での導入を行い、以降はオンライン診療へ移行します。